鎌倉市と湘南工科大学は、西御門にある国指定史跡法華堂跡(源頼朝墓・北条義時墓)の現地や自宅で楽しめる「北条義時法華堂AR」アプリを協働で作成し、5日から公開を始めた。
これは、アプリをスマートフォンやタブレット端末にインストールすることで、法華堂の説明や建物を復元したCGを見ることができるというもの。
鎌倉市では大河ドラマ放映に合わせて、同大と準備を進めてきたという。北条義時法華堂は、義時が没した1224(貞応3)年、供養のために建てられた墳墓堂(法華堂)で、鎌倉時代後期には廃絶したとみられている。源頼朝墓の東側にあったとされ、2005年の発掘調査で堂跡の遺構が発見されている。
現地に建物は残っていないが、看板にある二次元コードを読み込むことで実際の風景の中にCGで再現した建物が表示される。そのまま近づいていくと建物内部を見ることが可能で、中には頼朝の法華堂にあったものを基にCG化した仏像が安置されている様子も再現。建物の構造や仏像の解説も表示され、百箇日法要をイメージした音声を楽しむこともできる。
現地以外でも、建物のCGや解説などは閲覧可能。アプリは無料で、各アプリストアで「法華堂」と検索。一部端末では使用不可。
松尾崇市長は「楽しみながら、北条義時公と法華堂について理解を深めてもらえたら」と呼びかける。
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