1月から放送中のNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の舞台が、2月27日放映の第8回でついに鎌倉へ入った。劇中では、「鶴岡八幡宮」や「亀ヶ谷」、「大倉」、「腰越」など鎌倉ゆかりのワードも続々登場。市関係者や商店主らも、大河ドラマによる街の活性化に期待を寄せる。
27日に放送された第8回「いざ、鎌倉」では、平家討伐に向けて挙兵した源頼朝(大泉洋さん)や主人公・北条義時(小栗旬さん)の軍勢が、鎌倉を目指して進軍。ドラマ開始から2カ月で、伊豆や房総を経てついに鎌倉入りを果たした。遅れて北条政子(小池栄子さん)らも到着。奥州を立った源義経(菅田将暉さん)も、兄・頼朝との対面を夢見て歩を進めている。
舞台が鎌倉へと移り、頼朝が鶴岡八幡宮の建立を始めるなど地元色も次第に色濃くなってきた。
鎌倉市観光課内の大河ドラマ担当・石川雅之さん(65)は、ドラマを通して北条氏に光があたることを歓迎。「150年にわたる鎌倉時代は、源氏・北条氏の150年。その時代に大きな役割を果たした北条氏を、広く知ってもらえれば」
鶴岡八幡宮の境内には大河ドラマ館も3月1日にオープンし、観光客の増加も予想される。小町通りの商店会会長・今雅史さん(73)は「コロナの状況を見つつ」と前置きした上で、「大河ドラマを盛り上げるためにキャンペーンなども考えていきたい」と語る。
追加キャスト続々
NHKは、今後登場するキャストを次々と発表。北条義時の息子・泰時役に坂口健太郎さん、絶世の美女とされる義時の正室・比奈役に堀田真由さん、頼朝の次男・源実朝役に柿澤勇人さん、後鳥羽上皇役に尾上松也さん、義経を虜にした静御前を石橋静河さん、天才芸術家・運慶を相島一之さんが務める。
鎌倉版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|