鎌倉市は4月1日から、小・中学生の小児医療費助成制度の所得制限を撤廃した。市は子育て支援のさらなる充実を掲げ、今回の所得制限撤廃によって、0歳児から中学3年生までのすべての子どもの「入院」「通院」にかかる医療費が無料となった。
小児医療の保護者の経済的負担を減らし、健全な育成支援を図ろうと市が進めてきた小児医療費助成制度。1973年度に0歳児への助成を開始して以来、徐々に対象年齢を拡大してきた。
2017年度には、「入院」と「通院」にかかる保険適用分医療費の自己負担額全額を助成する対象が、小学6年生までから中学3年生までに広がった。しかし、小・中学生には所得制限が引き続き設けられ、養育者の扶養家族が1人の場合は年収776万円、2人の場合は818万円などで助成対象外となっていた。
約25%の子どもが新たな助成対象に
今回の所得制限撤廃により、市全体の約25%の子どもが新たに助成対象に。試算では、これまでの1万5400人から5788人増え、4月から2万1188人が対象となった。
予算は1億7364万円増の6億4684万円を、2022年度当初予算に計上した。
4月4日の定例記者会見で松尾崇市長は「子どもたちが、鎌倉でいきいきと健康に育ってくれることを願っている。子どもたちを見守り、保護者にも声をかけてあげられる温かい街を目指していきたい」と語った。
県内33のうち19市町村実施
県内の33市町のうち、中学生以下に所得制限なしで医療費助成をしているのは、鎌倉市を含めて19市町村。その中でも、大井町、松田町、清川村は対象を18歳まで拡大している。
鎌倉版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
鎌倉市交通安全対策協議会初詣に合わせて鎌倉駅周辺の交通規制を行います。鎌倉への初詣は電車・バスをご利用ください。 https://www.city.kamakura.kanagawa.jp/koutsuu_anzen/nennmatsu.html |
<PR>