大船駅笠間口で進んでいた再開発工事が今年3月に完了し、4月17日にはまちびらきイベントが開催された。地権者たちによる「大船駅北第二地区市街地再開発組合」(林川徹理事長)と横浜市が中心となり、鎌倉市、神奈川県とも協議しながら実施した再開発は、1989年の勉強会発足から足掛け33年で形になった。
鎌倉市に隣接する横浜市栄区笠間2丁目の約1・7ヘクタールで進められた再開発事業。昨年2月に商業施設「グランシップ」とマンション「ブランズタワー大船」がオープンし、今年3月までにバスターミナルやタクシー乗り場、駐輪場、公衆トイレ、公園の工事も完了した。バスターミナルなどはすでに利用が始まっており、手続き中の公園は6月までに供用開始の見通し。
地域の交流促進
17日のまちびらきイベントでは、エリアマネジメント運営委員会の横山久範委員長(53)や近隣関係者によるテープカットが行われ、新たな船出を切った。ステージでは、鎌倉女子大中等部・高等部マーチングバンド部など近隣学生らがパフォーマンスを披露し、盛り上がりを見せた。
横山委員長は、「再開発は30年以上かけて一区切り。今後は、このエリアのコミュニティーの交流機会やにぎわいの創出につなげていきたい」と話した。
大船駅北第二地区市街地再開発は1989年に勉強会が発足し、2013年に横浜市へ都市計画申請。商業施設やマンションは17年から工事が行われていた。総事業費は約300億円。
グランシップ前の道路を挟んで向かいの第一地区は、すでに整備が完了している。
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