鎌倉インテルの総合型地域スポーツクラブの代表を務める 石井 久和さん 大磯町在住 44歳
地域貢献で新風吹かす
○…「サッカーに限らず、子どもも高齢者も楽しめるプログラムを企画しています」。みんなの鳩サブレースタジアムが拠点の総合型地域スポーツクラブ「鎌倉インターナショナルスポーツクラブ」を今年3月に設立。「多世代、多種目、多志向の総合型地域スポーツクラブ」と意気込む。
○…アルバイトの先輩にたくさんお世話になった高校時代。以来、自身も後輩に同じように接することを心がけてきた。また、昔から子どもと接することが好きで、地域貢献への関心を抱き、地元のサッカー少年団の指導者に。「やるからには質の高い指導をしたい」と、指導力に磨きをかけるため、日本サッカー協会公認のB級ライセンスを取得した。一方で、先祖ゆかりの松田町にある茶畑の経営者という一面も持つ。茶畑の魅力を伝えつつ、耕作放棄地の再生にも取り組み、日本の原風景を守るプロジェクトに携わる。
○…鎌倉インテルとの出会いは、大船で店舗経営をしていた時。グループマネージャーから「セカンドチームの監督をしないか」と声を掛けられた。小中学生の指導経験しかないため一度は断ったが、「面白いチャレンジ」と思い、挑戦へ踏み切った。
○…監督としての実績が評価され、総合型地域スポーツクラブの設立に向けて、2021年度に代表理事に就任。「当初は名誉職と聞いていたのに、地域との調整などで実際にはやることが多くて」と苦笑い。10キロ痩せてしまったが、やりがいも十分。「腹を括りました」と、クラブ・地域の発展に身を捧げる。
○…スポーツクラブと茶畑に共通するのは、「良い場所を残したい」という思い。汗水流しながら地域貢献を楽しんでいる。鎌倉に新風を吹かそうとしている。
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