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大船中央病院に聞く 夏は膀胱炎に注意 原因は細菌の長時間滞在
「夏は膀胱炎になりやすいと言われています」。そう話すのは、大船中央病院泌尿器科の町田舞子医師だ。膀胱炎は、細菌が尿道を通って膀胱内に入り、繁殖することで粘膜が炎症し発症する。特に夏の時期は、汗をかくことで体内の水分が外に出やすくなり、尿量が減る。その結果、細菌を持つ尿が、膀胱内に長時間滞在するため、発症率が高まる。また、冷房に当たることで体が冷え、体の抵抗力が落ちやすいことも要因の一つとして挙げられる。
膀胱炎の主な症状は、尿の回数増加や排尿時の痛み。さらに悪化すると血尿を起こすなど。泌尿器科では、抗菌薬の投与による治療や、生活指導などのカウンセリングケアを実施。「違和感や痛みを感じたら、専門医に相談しましょう」(町田医師)
予防策については、「水分をしっかり摂ること、トイレを我慢しない、免疫力を低下させないことが大事」。特に疲れている時は活動を極力控えることや、体を冷やさないように室温や服装に注意することが免疫力の維持につながるという。
女性目線のフロア
泌尿器科を受診する約3割は女性といわれている。しかし、泌尿器科は女性が行きづらいというイメージが強く、受診をためらったり、治療に至らなかったりするケースも少なくないという。
大船中央病院は、2016年に女性外来を開設。婦人科と女性泌尿器科を設置し、女性医師が在籍する。患者は女性のみの受け入れで、看護師や受付職員も女性が担当する。男性と同じフロアで待つのは気まずいと感じたり、受付が男性職員だと話しづらいと感じる患者でも、安心して通院できる環境が整っている。
また、内装や色づかい、BGMなどにも配慮し、診察の不安を和らげてもらえるよう優しさを意識している。女性泌尿器科について町田医師は、「『長年悩んでいた症状を女性医師に診察してもらえて良かった』という言葉をよく患者さんはおっしゃいます。女性同士なので、受診する最初のハードルが少しでも下がればいいと願っています」。
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