北鎌倉駅前で、「山ノ内交番」廃止計画の白紙化を求める署名活動が続いている。
県警は7月4日、交番の再編計画に基づく2022年度の統合交番7カ所を発表。事件事故の件数や老朽化の観点から統合対象となった一つに、昨秋から警察と地元住民による説明会や意見交換が続く山ノ内が含まれた。来年3月で最寄りの台交番と統合する。ただし県警は、警察活動の拠点となる「連絡所」として山ノ内交番の建物を運用することを検討しており、「地権者との契約が2024年9月までで、それ以降は未定」とする。
住民説明半ばでの発表に住民は怒りを隠せない。交番存続を訴える関本敏子さん(73)は、「住民と話して発表すると言っていたのに」。県警は「自治会へ説明会開催を再度打診してきたが、発表までに調整がつかなかった。今後も丁寧に説明していきたい」。
県警発表を受け、関本さんらは12日から署名活動を連日展開。「交番は街の安全を守るために必要」と話す女子中学生らも署名し、その数は2000筆を超えた。地元住民は交番廃止の反対理由として、周辺に学校が複数あること、観光地で不特定多数の人が訪れることなどを挙げ、署名活動は当面の間継続し、県知事や県警本部長らに提出する。
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