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大船中央病院に聞く がん患者の緩和ケア 心に寄り添ったサポートを
がんで困っている患者の生活面に焦点をあて、治療のサポートをする「緩和ケア認定看護師」。大船中央病院は、緩和ケア認定看護師が3人在籍し、患者の近くで寄り添い、質の高い医療と看護の提供に力を入れている。
「痛みの緩和だけでなく、治療や予後に対する不安もケアできるように」。そう話すのは、同院看護師の木野瞬師長だ。緩和ケア認定看護師は、身体面と精神面をトータルでサポートし、患者一人ひとりに適したケアを提供する。「患者さんの話しを聞いたうえで、最適なケアを一緒に考えていきましょう」(木野師長)
要望を汲んだケア
同院の緩和ケアは、患者の症状や状態に加えて、面談を通じて困り事や悩んでいること、疑問に思っていることを汲み取っていく。木野師長は、「自分の思っていることを医師に伝えられない患者さんもいます。会話を重ねることで、その気持ちに気づくことが大切です」と語り、医師と患者の間に生じる気持ちのズレや距離を縮めていく。
また緩和ケアでは、生活の質をいかに高めていくかをポイントに挙げ、患者の趣味や楽しみを取り入れていくことが大切と話す。行楽地への観光や、イベントへの参加などで外出を希望する患者には、病状を確認したうえで、移動手段や万一の時の対応などあらゆる状況を想定し、実現できるように努める。「薬や抗がん剤治療がすべてではなく、患者さんの要望を聞き取り、提供できる最大限のサービスをすることが、緩和ケアにつながります」(木野師長)
完治後の相談も
同院は、毎週水曜日の午前中に通院者を対象とした「がん看護相談外来」を開設している。病気や治療、療養生活など、どんなことでも気軽に質問できる「よろず相談窓口」だ。木野師長は「治療中の患者さんはもちろん、完治後のケアでも相談してほしい」と呼びかける。完治しても、何らかの後遺症に悩む人も多く、”がんを患った全員が対象”である。
また同院は、乳がん認定看護師も在籍し、専門知識と技術を持った女性看護師が患者に寄り添う。「些細なことでも気軽にご相談ください」
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