清泉女学院中学校・高等学校の音楽部が、9月17日と18日に新潟県で開催された「第77回関東合唱コンクール」でそれぞれ金賞を受賞し、10月29日(土)から行われる「第75回全日本合唱コンクール全国大会」への出場権を獲得した。
同校音楽部は、中学と高校で合わせて68人が所属。コンクールに向けては、中学・高校ともに、今年3月から披露曲の練習を重ねてきた。
今年の自由曲は、中学が松下耕作曲の『ドナ・ノービス・パーチェム』、高校がリハルズ・デュブラ作曲の『ラウダーテ』などを選曲。同部の合唱は「清泉サウンド」と呼ばれ、「透明感があり、温かみがある」歌声を披露。声量や強弱といった技術面だけでなく、曲の表現や言葉の汲み取り方など「聞き手に伝えること」を意識し、金賞と全国への代表権をともに獲得。中学部門では支部長賞も受賞した。
高校部長の又平結月さん(2年)は、「同期と後輩と一緒に、全国の舞台に立てるうれしさでいっぱい」と語った。また中学部長の奥園結帆さん(3年)は、「信じられないくらいうれしい。全国大会でも部員全員で合唱を楽しみたい」と喜びをみせた。
指導する佐藤美紀子顧問は、近年の地球温暖化や戦争に着目。「平和への祈り」をテーマとした自由曲を選曲し、「平和や地球への思いを伝えたい。歌い手となる生徒たちにもその思いが浸透するように」と語る。
2年連続のW金賞を
全国大会で目指すは、中学・高校で昨年に続く「ダブル金賞」。高校の音楽部は、32人以下の部門に部員23人で出場する。又平さんは「一人ひとりの声を大切にしたい」と話し、少人数の中での良さを出したいと意気込む。また中学の音楽部について奥園さんは、「アルトの低音が特徴」と話す。最大9パートに分かれる自由曲で、練習で鍛え上げた低音を持ち味に歌い上げる。
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