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大船中央病院に聞く この冬すべき感染対策 新型コロナ、インフルエンザの同時流行懸念
コロナの時代も3年目となり、現在は第8波を乗り越えようとしている。水際対策や行動制限が緩和された「Withコロナ」の中で、社会活動を継続しながら一人一人が感染対策を実施することが求められている。
大船中央病院で感染防止対策の中心的役割を担うのが、「感染管理認定看護師」の森岡深雪看護師。認定看護師は、日本看護協会において600時間以上の教育・試験を受けて、資格を取得。専門分野での実践的活動やコンサルテーション(相談)、教育、自己研鑽の継続が求められる。
森岡看護師は、「コロナの時代になって、感染管理認定看護師の果たすべき役割や責任の重さを日々実感しています」と話す。感染対策チームを中心に多くの職種が協働し、病院内での感染を防ぐための活動に取り組んでいる。「その対象は患者さん、ご家族、訪問者、医療従事者など全ての人です」(森岡看護師)
またコロナ禍においては、地域の医療機関と連携し、感染防止のための訓練を実施。院内外からの相談に応じたり、ケアの質向上に向けた様々な取り組みを行っている。
基本的な予防から
この冬は、新型コロナウイルス感染症とインフルエンザの同時流行が懸念される。感染した人の咳やくしゃみ、会話をする時に排出される「ウイルスを含んだ大小の粒子」が主な感染経路となる。新型コロナウイルスは症状が出る前から人に感染させることがあり、「インフルエンザと異なり、発症前後が最も感染力が強いと考えられます」(森岡看護師)。
森岡看護師によると、症状だけでの判断は難しいが、基本的な予防策は同じという。
【1】マスク着用は、これまで通り基本的な感染対策として重要。
【2】 こまめな手洗い(帰宅時や調理、食事前等)
【3】飲酒を伴う懇親会など、大人数や長時間におよぶ飲食、マスクなしでの会話は、感染リスクとなるため注意が必要。
【4】発熱がなく咳や鼻水などの軽症状だけでも感染している場合があり、体調が悪い時は不要不急の外出を控える。
冬季は、ノロウイルスにも注意が必要。「感染力が強く、特に嘔吐物を処理する際には、マスク、手袋をつけて処理しましょう」(森岡看護師)。また、流水と石鹸で手洗いをした後に、アルコールで手指消毒することを推奨している。「『うつらないため、うつさないため』に一人一人が感染対策を続けることが大切です」
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