鎌倉彫とはんこ職人によって制作された「鎌倉彫御朱印」の奉納式が、鎌倉十三仏大祭に合わせて11月27日、浄光明寺(扇ガ谷)で開かれた。制作に携わった関係者ら約70人が集まり、住職による法要が行われた。それぞれ異なるデザインのオリジナル御朱印は、13の寺院へ順次納められ、参拝者への御朱印授与、十三仏巡りでの活用などを検討していく。
鎌倉彫御朱印づくりは3年前にスタート。御成町ではんこ店を営む印章職人・月野允裕さん(43)と、伝統鎌倉彫事業協同組合の職人たちが独自商品を模索する中で、御朱印のアイデアが生まれた。
オリジナル御朱印は、鎌倉彫職人たちが寺社ごとに竹や鶴などデザインを変えて木を彫刻し、漆を塗る。その後、月野さんが印影部分を仕上げて完成。月野さんは、「この御朱印は市や観光協会、商工会議所などの支援も受けてオール鎌倉で取り組んだもの。職人たちはコロナ復興を祈願しながら制作にあたった」と振り返った。
今年6月には、鶴岡八幡宮にも同様の鎌倉彫御朱印を奉納した。
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