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湘南鎌倉総合病院 「時代の先端を行く医療」を ロボット・移植・陽子線がん治療を展開
鎌倉市岡本の「湘南鎌倉総合病院」が、2019年から進めてきた増築・改修工事を終え、グランドオープンした。先端医療の提供によりがん患者の受け皿を拡大する「先端医療センター棟」を2021年に、ひっ迫するニーズに応えるべく救急医療や外傷患者の施設を充実させた「救急救命センター・外傷センター棟」を2022年に完成。昨秋、新たに就任した小林修三院長は、「皆さまに信頼され、『来て良かった』と言われる病院を目指したい」と未来を見据える。
「弱者を置き去りにしない」
『生命だけは平等だ』。徳洲会グループの湘南鎌倉総合病院が大切にする言葉だ。同院が3年かけて進めた大規模改修は、その言葉をさらに具現化したと言える。
平等な生命に対して安心・安全な医療を提供するため、同院は県内外を問わず救急車を断らない。昨年8月の1カ月間には2400台、実に約15分に1台の救急車を受け入れた。
こうして培われた基盤の上に、がん遺伝子を中心に腫瘍の原因や治療なども研究するオンコロジーセンター拡充、再生医療・移植医療という先進先端医療を展開する。
挑戦を続ける同院だが、小林院長の考え方はシンプル。「弱者を置き去りにしない医療、質の高い先進医療、そして、心身・社会的に良好な状態にする『ウェルビーイング』な医療を提供していく。そのためにも、大事なのは人なんです」
例えばロボットの活用。同院は専門的な技術を生かすためロボットを手術に導入するほか、翌朝使用するスピッツ(採血管)をロボットが夜間のうちにエレベーターで検査室から各病棟に運んでいる。「救急患者をお断りしないのに加え、先端医療も高い品質で提供していく。そのためにロボットも活用し、人でなければならないところにより多くの人材を配置します」(小林院長)
小林院長が言う「人」の部分で、同院には昨年から3人の心強いドクターが加わった。
「笑顔が見たい」
1人目は、腫瘍内科部長に就いた澤木明医師。がん患者総合支援センター長も務める。愛知県がんセンターなどで治験や新薬開発に携わった。
同院のがん診療では、今回のグランドオープンに合わせて陽子線の機器を導入。放射線治療において、陽子線は放射線を腫瘍に集中させる。他の放射線治療よりも腫瘍以外の組織に及ぶ線量が少ないため、「脳腫瘍の子どもでも、陽子線治療なら30代、40代になって後遺症が出てくるのを抑えられる」と小林院長。
澤木医師は薬を使った化学療法、病気の原因となる遺伝子に基づき治療するがんゲノム、緩和ケアにも力を注ぐ。「治療すると髪の毛が抜けることが多い。その精神的苦痛をなくすために、院内でウィッグ相談会なども行う」という。「やっぱり患者さんの笑顔が見たいんです」と、治療だけでなく生活の質の面でも患者に寄り添っていく。
「肩書より中身」
2人目は、心臓手術の専門家として同院心臓血管外科の特任部長に着任した浅井徹医師。27歳で渡米し、心臓外科の修練を経て帰国。国内外で腕を振るい、新術式も開発した。2019年からは順天堂大学の教授も務めているが、「肩書より中身」と浅井医師は笑う。体の負担を和らげ、回復の早い手術を心がける。
先日、うれしい報告があった。「千葉から通い手術した80代女性が、乗馬やスキーができるようになったと。1日も早く患者さんの不安を取り除いていきたいです」
「ロボットも人が重要」
3人目は、ロボット手術・臓器移植センターの田邉一成医師。ロボット手術には10年以上前から携わる。腎移植は前任の東京女子医科大本院の病院長時代も含めて歴史も長く、我が国の腎移植医療をけん引してきた。
同院では、腎臓・膀胱・前立腺・肺がんなどのロボット手術、臓器移植において後進育成も担う。「患者さんが専門性の高さを求める中で、ロボットは専門スキルを凝縮した存在。ただ、それを扱うのは人です」と田邉医師。これまでの経験を、同院全体の医療レベル向上につなげていく。
小林院長は、「北里大学より赴任された呼吸器内科部長の福井朋也先生、呼吸器外科主任部長の深井隆太先生をはじめ、外科系や周産期の領域など多くの先生方が活躍しており、より一層の充実を図ってまいります」と決意を述べた。
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