海岸環境の保全及び発展に貢献したとして、由比ガ浜海水浴場が「第1回日本ブルーフラッグ協会賞」を受賞した。鎌倉市役所で1月19日には、(一社)日本ブルーフラッグ協会から鎌倉市と由比ガ浜茶亭組合らに対し、記念の盾が贈られた。
日本ブルーフラッグ協会賞は、国際環境認証「ブルーフラッグ」の取得を支援する日本ブルーフラッグ協会(藤沢市)が創設。これまでに国内でブルーフラッグを取得した海水浴場など7カ所を対象に有識者らで選考し、由比ガ浜のブルーフラッグに関する取り組みを最優良事例として選出した。
初代協会賞に輝いた由比ガ浜海水浴場は、2016年にアジア初のブルーフラッグを取得し、毎年の審査を経ながら7年連続で更新している。受賞理由として、海の家事業者で構成する由比ガ浜茶亭組合を中心に、行政や企業、関係団体、市民と連携しながら環境美化活動に取り組んでいることが挙げられた。
海の家の食器も変更
具体的には、スロープやマットを設けることで障害者も利用できるバリアフリー化、海の家で使う食器を土などに再生できる「生分解性プラスチック」への切り替え、プラスチック製品削減を発信する「由比ガ浜ブルーオーシャン宣言」など。受賞者の茶亭組合・増田元秀組合長は「今後もできる限りのことはやっていきたい」と語り、松尾崇市長も「皆さんと連携して、より良い海水浴場にしていきたい」と述べた。
日本ブルーフラッグ協会の片山清宏代表理事は、「ブルーフラッグビーチの模範となる由比ガ浜の事例が、全国に広がってほしい」と期待を寄せた。
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