図書館とともだち・鎌倉の発起人で 25年間活動を続ける 阿曾 千代子さん 大船在住 68歳
図書館通じてまちづくり
○…1998年に設立した図書館とともだち・鎌倉(通称ととも)の発起人の1人で、現在も活動中。市民向けのイベントから運営に関する提言まで、図書館にまつわるさまざまな取り組みを進めてきた。最近では、市史編さんを求める陳情が市議会で採択されたばかり。「市民は意外と自分の街の歴史を知らない。市民も手に取りやすい市史を作ってほしい」
○…広島県出身。子育てのため、東京から大船に移り住んだ。子どもの入学を機に、学校で読み聞かせなどを行う母親らの「おはなしの会」の活動のために、図書館への相談が増加。転機は、なじみの司書に誘われた集会だった。「これからの図書館」についての話を聞くうちに、図書館の役割や大切さに気付かされた。図書館を応援したい気持ちを同じく持つ仲間と共に「ととも」を発足。初代代表となった。
○…この25年、毎週集まっては議論を交わす。図書館まつりのような楽しい企画もあるが、行政を相手に課題にも次々と着手。教育委員会からの移管阻止や地域館職員の非正規化の中止、資料充実のための基金条例策定、旧鎌倉図書館の保存、司書採用の要望などは記憶に新しい。とともの活動と並行し、図書館友の会全国連絡会の代表としても、国に対して声を上げている。
○…当時7人だったとともの会員は、現在約100人。市民だけでなく、司書の有資格者、学校司書、元司書など、専門知識のある人も増えた。図書館とは、共に手を組む時もあれば、意見が分かれ対立する時もある。だが「本音で言い合えるのは、信頼できる関係性だからこそ」と笑みを浮かべる。大好きな図書館を大切に思う気持ちが鎌倉の街のためになると信じて、今日も仲間と歩み続ける。
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