鎌倉の春の風物詩「流鏑馬(やぶさめ)」が、4年ぶりに復活する。鎌倉市観光協会は、4月16日(日)に開催する「鎌倉まつり」で流鏑馬を実施すると発表し、3月22日から観覧席の販売をスタートした。一方、新型コロナの影響でまつりは縮小開催とし、パレードや静の舞などは行わない。
鎌倉まつりは2019年の開催以降、コロナ禍で20年は中止、縮小開催した21年と22年は「静の舞」の動画配信のみを実施。65回目を数える今回は、コロナ前までのメインイベントだった流鏑馬が4年ぶりに行われる。
今年は鶴岡八幡宮のみを会場に、午前11時30分から流鏑馬に先立ち「出陣祭」を開催。伊豆の国市など、昨年放送されたNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』のゆかりの地からの参加者が、甲冑姿で参道を歩く。その後、午後2時から境内馬場で流鏑馬が披露される。
一方で、行列巡行や静の舞、野点席、子ども創作能は中止。
今年の流鏑馬は、1席3000円のリストバンドを購入した人のみが鑑賞でき、立ち見などはなし。鑑賞席の販売は3月22日に始まり、希望者は流鏑馬リストバンド受付事務局(株式会社横浜アーチスト内)へ【電話】045・232・4921、【FAX】045・681・3735、【メール】kamakura@y-artist.co.jpのいずれかで申し込みを。リストバンドは先着600本(売り切れ次第終了→完売)。購入者には椅子席(自由席)が用意され、収益の一部は被災地の復興支援に充てられる。
市観光協会の大森道明会長は、「4年ぶりの流鏑馬復活を一緒に盛り上げていただければ」と話した。
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