神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
鎌倉版 公開:2023年4月14日 エリアトップへ

(PR)

大船中央病院に聞く 「薬薬連携」について 服用時の困りごと解決へ

公開:2023年4月14日

  • X
  • LINE
  • hatena

 薬剤師には、主に病院で働く病院薬剤師と保険薬局で働く薬局薬剤師がいる。薬に関する問題点について、相互に連携しながら解決していく取り組みは「薬薬連携」と呼ばれている。今回は薬に関する問題の中から「飲み忘れ」を例に、薬薬連携について紹介する。

服用忘れで入院も

 「薬の中にはご自身で効果を実感することが難しいものもあります」。そう話すのは、大船中央病院薬剤部で働く伊藤一馬さんだ。痛み止めなど症状に対して使用する薬は、服用忘れが少ない。一方で、長期的に病気の進行を抑える薬は、効果の実感が少なく飲み忘れが起こりやすい。「そのような薬を頻繁に飲み忘れることで、入院が必要な状態となることも少なくありません」(伊藤さん)

 また、効果が実感できないこととは別に、薬の飲み忘れにつながるケースがある。伊藤さんは、「入院中は医療従事者の管理下で服用されていた薬が、退院後の生活にフィットせず飲めなくなることもある」と事例をあげる。例えば、予め溶かしてから服用する薬を入院中に飲む場合、看護師が溶かした状態で薬を持ってきてくれる。しかし退院後は、患者自身または家族が薬を溶かす必要がある。その結果、服用できずに症状が悪化することもあるという。

飲み忘れは正直に

 このように、さまざまな理由で薬の飲み忘れが生じている。「皆さんは医師に飲み忘れがあることを正直に伝えることができていますか。どこか後ろめたい気持ちになってしまうことはないでしょうか。そんな時は、ぜひ薬局薬剤師に相談してください」と伊藤さんは話す。

 正直に飲み忘れが生じた理由を薬局薬剤師に相談することで、その情報をもとに病院薬剤師と医師が協議し、少しでも服用しやすい薬に変更できることがある。薬について抱えている問題点を薬局薬剤師に相談し、困りごとの解決につなげていく薬薬連携。伊藤さんは、「今後も薬薬連携を通して、患者さんのニーズにあった薬について検討し、薬を飲むことへの負担が軽減されるような処方を医師と検討していきたいです」と語る。

大船中央病院

神奈川県鎌倉市大船6-2-24

TEL:0467-45-2111

https://www.ofunachuohp.net/

鎌倉版のピックアップ(PR)最新6

"しぜんと、人に向く"――。湘南・藤沢の住宅ブランド「TAYUTAU」の魅力を探る~鎌倉・山ノ内に新築誕生~

地域防災カタログを進呈

地域防災カタログを進呈

自治会・町内会対象に

11月22日

モーツァルトの傑作『魔笛』豪華ソリストと市民が共演

藤沢市民オペラ チケット好評発売中

モーツァルトの傑作『魔笛』豪華ソリストと市民が共演

11月15日

自治会向け防災ボトル

「いざ」への備え

自治会向け防災ボトル

災害時、役立つ6品が1つに

11月8日

相続のプロが集う無料相談会

相続のプロが集う無料相談会

先着10組限定/鎌倉生涯学習センター

11月8日

車売るなら地域密着店へ

タックス港南

車売るなら地域密着店へ

無料で出張査定も

11月7日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月22日0:00更新

  • 8月20日0:00更新

  • 7月16日0:00更新

鎌倉版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

鎌倉版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年11月29日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook