実在する街の景色の中に、住む人やキャラクターなどを細かくユーモアを交えて描いた文章のない絵本「ウィンメルブック」の湘南版を制作するため、5月末までクラウドファンディング(CF)が実施されている。主催するのは、昨年鎌倉のウィンメルブックを制作したセノアトリエ(大町)だ。
ドイツ語圏で親しまれているウィンメルブックは、文章がない分、読み手が絵から物語を想像したり、キャラクターや小ネタを探したりと自由に楽しむことができる。
制作中の湘南版に登場するのは、大磯・平塚・茅ヶ崎・辻堂・藤沢・江の島・鎌倉の7エリア。大磯海水浴場、湘南ひらつか七夕祭り、湘南ベルマーレ、サザンビーチちがさき、テラスモール湘南、江ノ電、新江ノ島水族館、小田急、江ノ島シーキャンドルなどを候補に構想中。絵を担当するのは、紅白歌合戦のイラスト入りプログラムを7年にわたり担当している梶谷牧子さん(市内在住)だ。
セノアトリエの妹尾和乃代表(七里ガ浜東在住)は、その土地の風景や祭りなどの「市民の暮らしこそ、ウィンメル絵本向き。知っている場所や文化だから楽しめる」と話す。
CFでは、絵本購入のほか、自分や家族、店を絵本に描いてもらう権利を得られるなどのプランが用意されている。目標金額は230万円。詳細はCFサイト「GREEN」の「湘南ウィンメルブック」のページへ。
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