マイクロプラスチック拾いの活動が 500回に達した 熊岡 良修(よしひさ)さん 材木座在住 45歳
特技・続けること
○…雨さえ降っていなければほぼ毎日、材木座海岸に姿を現す。自称「マイクロプラスチック拾い活動家」である。2021年8月19日に1回目の活動を始めて以来、足掛け1年9カ月で500回に到達した。「習慣になってしまいました。毎日の活動後は、どこか清々しさがある」。出勤前の9時20分頃から20分間、1人で黙々と実施される5ミリ以下のプラスチック拾いが、朝の欠かせないルーティーンとなっている。
○…活動を始めたきっかけは、仕事でプロモーションビデオを制作しに材木座海岸を訪ねた時のこと。映像の中でビーチクリーンに取り組むエキストラ役を演じる際、足元に目を移すと大量のマイクロプラスチックを発見。「こんなにもあるのか」。プライベートでも息子と砂遊びに海岸へ出かけるようになった時期とも重なった。「こんな場所で子どもを遊ばせていたとは。この子たちの未来のために、きれいな場所を残したい」と活動を継続している。
○…海岸での朝活を終えて向かうのは、御成町にオフィスを構えるIT企業の(株)カヤック。現在約260人いる社員の中で、8番目の古参社員だ。ゲームアプリの開発や、地域通貨・まちのコイン事業を担ってきた。社内でも有名なのが、「1度決めたことをやり抜く力」。健康を意識し出してからは、口にするものは添加物・化学調味料なし。同じゲームを飽きずに10年間プレイ。昨年から趣味としているサウナ通いは毎週3回。「ハマると長いんですよね」とにやりと笑う。
○…マイクロプラスチック拾いについても、まだまだ止めるつもりはない。「とりあえず500回まで来たので、1000回まで行きたいですね」。未来のため、持ち前の継続力を発揮する。
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