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大船中央病院に聞く 小線源療法による前立腺がん治療 開設2年、県内外で認知拡大 「ホルモン療法の期間を短縮」
今年8月に開設2年を迎えた大船中央病院の「前立腺がんセンター」。センター長の斉藤史郎医師は、前立腺がんの治療法の1つである「小線源療法」を日本で最初に実施し、これまでに4千例以上の治療に従事してきた。
同院が施す小線源療法は、年間約100件。斉藤医師は、「開設から2年で、北海道や大阪などからも患者さんが来院されるようになりました」と話し、同センターが県内外で認知されるようになった。
短期間で効率的に
小線源療法とは、がん病巣近くの体の内側から放射線を当てる「内照射」による治療法。ヨウ素125が密封された小さなカプセル線源数10個を計算通りに前立腺内に配置し、効率的な照射で根治を目指す。斉藤医師は、「小線源療法は、近距離から病巣を照射するため、ピンポイントで強い照射が行われます」と利点を説明。放射線を体の外から当てる「外照射」と比較して、周囲の臓器に放射線が当たってしまうリスクが軽減されるのが特徴だ。
また小線源療法は、全身麻酔や腰椎麻酔をしたうえで、治療時間が1時間程度。入院も3泊4日で短期間の治療である。
ホルモン療法は6カ月
国内の臨床試験では、小線源療法を用いることでホルモン療法の期間が短くて済み、体への負担が軽くなるという結果が出ている。「悪性度の高いがんの治療において、外照射の場合にはホルモン療法を2〜3年間併用することが多いのですが、小線源療法の場合には6カ月間でいいことがわかったのです。小線源療法にホルモン療法を半年間併用する場合と、2年半併用する場合を比較する試験を行ったところ、再発率に差がなかったことから判明しました」(斉藤医師)
相談外来でサポート
斉藤医師は、「特に高リスクがんには、小線源療法の効果が期待でき、外照射や手術よりも良好な成績が示されている」と話す。
また同院では、毎週火曜日と水曜日の午後に「前立腺がん相談外来」(予約制)を開設。「前立腺がんの治療方法は、リスクの分類によっても選択肢が分かれます。治療方法での悩みについて、お気軽にご相談ください」(斉藤医師)
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