食材を重ね合わせて煮込む「重ね煮」を広める田島恵さん(52・西鎌倉在住)が、社会貢献できる女性を発掘・支援するコンテスト「ビューティージャパン2023」の最終選考に挑む。全国各地の予選を通過した70人が出場する11月9日(木)の日本大会(横浜大さん橋ホール)で、田島さんは重ね煮の魅力を届ける。
ビューティージャパンは、ミスコンテストとは異なり、内面的な美しさや使命感、社会や地域への貢献を審査する大会として2019年にスタート。今年3月に日本重ね煮協会を発足させた田島さんは、5回目の開催となる今大会にエントリーし、8月の地区予選で重ね煮をテーマにしたプレゼンテーションを行った。その結果、全国18エリアを勝ち抜いた70人に田島さんは名を連ね、グランドファイナリストとして11月の日本大会のステージに立つ。
「50歳を過ぎてからのコンテスト出場。チャレンジですね」。そう笑って話す田島さんが、重ね煮という調理法を知ったのは25年前。誕生した息子が、アトピー性皮膚炎と気管支喘息のアレルギーに悩まされていたことから、健康的な食事を探していた。その中で、東洋に伝わる陰陽の考え方から、陰性の食材から陽性の食材にかけて順番に重ねていき、栄養バランスを調整していく重ね煮に出合った。
息子の体質が改善
家庭で重ね煮料理を続けていくと、子どもの体質が改善。アトピーやアレルギーの薬も使わなくなっていった。「そもそも料理が苦手だった」という田島さんは、重ね煮による体質改善とともに、食材を切って、重ねて、火にかけるだけの簡単な調理法は子育て中の人に役立つと一念発起し自宅で料理教室を開講。イベント出演も含め、これまでに2600人に調理法を伝授してきた。
日本大会に向けて田島さんは、「健康、簡単、そしておいしい。重ね煮をもっともっと広めたい」と意気込む。
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