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大船中央病院に聞く 乳がん看護認定看護師の役割 患者をトータルサポート
女性が患うがんの中で、最も多いのが「乳がん」。国立がん研究センター(2019)の調査によると、日本人女性の乳がん罹患率は11・2%で、9人に1人が発症しているとされる。一方で、がん検診や医療の進歩により、乳がんと診断されてから5年後の生存率は92・3%で、他のがんと比較して死亡率が低いのも特徴だ。
乳房温存療法にいち早く取り組み、豊富な経験と実績を持つのは、大船中央病院の乳腺センター。乳がん治療に長年注力し、形成外科や放射線治療センターと連携しながら、最適な治療法を提案している。
「医療の複雑化や治療選択の多様化により、患者さんとその家族に寄り添うことが求められる」と話すのは、同院で乳がん看護認定看護師として活動している村田麻美看護師。熟練した看護技術と乳がんに関する専門知識を有した日本看護協会認定の看護師で、身体面だけでなく精神面や社会的な側面で、患者をトータルサポートする。「患者さんにとって身近な存在で、味方でありたいです」(村田看護師)
意思決定を支える
村田看護師が大切にするのは、確実で正確な情報を伝えること。「乳がんといざ宣告されるとショックで、冷静な判断ができないこともあります」と村田看護師。医師からの説明をどう受け止めているのか、患者の心情に寄り添いながら、理解が不十分な点を丁寧に補っていく。
また結婚や出産、仕事との両立など、治療中に叶えたいことは患者によってさまざま。「病状や希望を把握したうえで、治療の開始時期や抗がん剤の種類などを医師と決定し、患者さんと一緒に治療スケジュールを組み立てていきます」(村田看護師)
何度も話し合い
同院では、通院患者を対象にした相談外来を開設し、がんに特化した心理的支援を行っている。開設から4年が経ち、リピートする患者も増え、村田看護師は「治療方法を一度決定しても迷いは生じるもの。医療従事者の意見を押し付けずに、何度も話し合うことで患者さんの不安を解消したい」と話す。
相談外来が目指すのは、「親しみを持って気軽に相談できる窓口」。村田看護師は、「こんな相談をして良いのかとためらわずに、どんなささいなことでもご相談ください」と呼びかける。
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