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鎌倉版 公開:2024年7月5日 エリアトップへ

主将でエース、狙う「7連勝」 面本和輝さん(鎌倉学園高)

スポーツ

公開:2024年7月5日

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主将でエースの面本選手=6月29日・学校グラウンド
主将でエースの面本選手=6月29日・学校グラウンド

 「県大会で7連勝」を合言葉に、夏の甲子園初出場を狙うのは鎌倉学園高校野球部。昨秋の神奈川県大会でベスト4、春もベスト16に入り、夏の大会は第3シードとして出場する。チームの大黒柱は、主将でエースピッチャーの面本和輝さん(3年)。「横浜スタジアムで7回目の校歌を歌って甲子園に行く」と気持ちを高ぶらせる。

 面本選手がブレイクしたのは、2年生だった昨夏の神奈川県大会。強豪・横浜商大高との初戦に先発し、9回153球を投げて5安打4失点の完投。伝統校対決を8対4で制し、チームの勝利に大きく貢献した。

 硬式野球で投手経験がなかった面本選手は、高校1年の秋に竹内智一監督(42)からサードを守っていた時の送球が評価され、投手を務めるようになる。大事な試合で初めてマウンドに立ったのは、夏の横浜商大高との一戦。ピンチの場面でプレートを外し、3塁側のスタンドに目を向けると、えんじ色の大応援団が後押ししてくれた。「試合の内容よりも、あの時の大歓声が今でも忘れられない」。緊張がほぐれ、気持ちが奮い立った瞬間だった。

 竹内監督は、面本選手について「勝負どころを託すにふさわしい男」と太鼓判を押す。「秋の大会では色んなものを背負わせてしまったが、今はチーム全体で勝負できている。投手の登板以外でも野手として出場させたい」と夏の大会を想定している。

序盤から出力最大で

 新チームとして迎えた秋季大会では、準決勝で桐光学園に敗れるも、相洋、日大、横浜創学館といった強豪校を次々に破りベスト4。続く春季大会では、4回戦で向上と対戦し、4回までに9点差を付けられる。しかし7回に同点に追いつく粘りを見せ、延長戦に持ち込むも最終的には1点差で敗れた。

 向上との対戦で、序盤に大量失点したことを受け、鎌学は「最初から100%の出力で行くこと」をモットーに掲げる。面本選手は、「9点差を追いついたことは自信になったが、最初から力を出せなかったのが課題」と話し、動き出しや姿勢など「最初の3歩」にこだわりながら練習に取り組んでいる。

 鎌学は7月10日に初戦を迎え、順調に勝ち進むと5回戦で横浜高との対戦が予想される。面本選手は、「横浜を意識するのではなく、1戦1戦を大事に7連勝することが目標」と意気込む。

 同校が優勝すれば、1969年の春大会以来の甲子園出場で、夏は初出場となる。

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