「古いお札は使えなくなります」「古い紙幣を新しい紙幣に交換します」――、これらの話は詐欺だ。７月３日の新紙幣発行に便乗した特殊詐欺の被害を防止しようと神奈川県警では、注意喚起を行っている。
想定されている詐欺の手口は、金融機関や行政の職員をかたり、「新紙幣が発行されたことで旧紙幣が使えなくなるので、新紙幣に交換する」などと言って現金をだまし取るもの。すでに他県で複数確認されている。
鎌倉署、大船署でも市民への呼びかけを始めている。鎌倉署では、今春開設したＸ（旧ツイッター）のアカウントで「『旧紙幣は使えなくなります』は詐欺です」と発信。大船署では、紙幣発行に合わせ、管内の金融機関やスーパー、飲食店、町内会自治会など、約１５０カ所に「知らない人に現金を渡さないで」と記載した詐欺撲滅チラシを配布し、掲示物での啓発を行っている。
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