「チョコバナナの列、史上最長じゃない?」。会場周辺でそんな声も聞かれた鎌倉花火大会が、7月17日に鎌倉海岸で5年ぶりに開催され、16万人(主催者発表)が来場した。前回の13万人を大幅に上回った。
鎌倉花火大会は新型コロナ流行、さらに昨年は材料費や人件費高騰から予算が確保できず、開催が見送られてきた。76回目の今回は、費用確保へクラウドファンディングを初めて実施。目標額650万円に対して790万円以上の支援が集まり、名物の水中花火=写真=など前回通り約2500発が古都の月夜を彩った。
御成町在住で、鎌倉の花火を20年以上見てきた80代男性は、「5年の空白はさびしかったけれど、今日は心が華やいだ」。コロナ前まで横浜から毎年来ていた30代女性は、初めて6歳の娘を連れて訪れた。「開催を待ちわびていた。水中花火が素敵だった」
主催者の鎌倉市観光協会・大津定博専務理事は、「予想以上の人出。市民、企業、団体と協力してくれた方々に感謝したい」と述べた。
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