銀メダルを披露する吉岡選手（左）と岡田選手
パリ五輪のセーリング男女混合４７０級で銀メダルを獲得した鎌倉市に住む岡田奎樹選手（28）と藤沢市在住の吉岡美帆選手（34）に９月11日、それぞれの市から市民栄誉賞が贈られた。オリンピックのセーリング競技で日本勢がメダルを取ったのは、２００４年アテネ大会以来20年ぶり。
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両選手の練習拠点であり、２度の東京五輪で競技会場となった江の島ヨットハーバーで２市による合同贈呈式が行われた。両市や日本セーリング連盟、地元団体の関係者、県・市議会議員などが参列した。
松尾崇市長から表彰状を受け取った岡田選手は「約10年間、この地で練習してきた。金メダルまではあと一歩届かなかったが、４年後、８年後にもう一段上を目指してこの地で練習を続けたい」と力強く語った。
大学卒業後から藤沢で生活する吉岡選手は、「活動中はどこへ行っても多くの方に温かい言葉をかけてもらい、活力になった。オリンピック期間中もたくさんの応援をいただいた」と感謝を伝えた。
松尾市長は、「多くの人が勇気と希望をいただいた。東京五輪後に２人がコンビを組むことの話し合いを大船のカフェでしていたと聞き、地元民として余計にうれしくなった」と話した。
２人は東京五輪後、パリ五輪に向けてペアを結成。昨年の世界選手権などを制覇し、先月優勝を飾った全日本選手権を最後にペアを解消した。岡田選手は競技を続ける一方、吉岡選手は「今後は未定だが、セーリングにはずっと関わり続けていきたい」とした。
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