神奈川県高等学校新人テニス大会が、9月16日まで県内各地で開催され、七里ガ浜高校テニス部の宮嶋唯人さん(2年・写真左)と江馬賢之介さん(同)が、男子ダブルスで3位になった。秋と春に年2回行われる県大会で、公立勢が同部門でベスト4に入るのは15年ぶり。
宮嶋さんと江馬さんのペアは、今年7月の湘南地区大会で優勝。勢いに乗って迎えた県新人では、初戦の鎌倉学園高ペアに6対2。続く3回戦の西湘高も6対0と危なげなく勝ち進む。
2人が「山場だった」と振り返る4回戦では、シード校の慶應義塾高を破った東海大相模高と対戦。タイブレークにもつれる激戦を制し、続く準々決勝の法政二高戦でも勢いのまま競り勝つ。準決勝の橘学苑高では8対1と力負けするも、強豪私学を相手に連続で勝つ快挙を果たした。
宮嶋さんは「小学1年からテニスを続けてきた努力が実った」と喜ぶと、江馬さんも「タイブレークで思い切って勝負することができた」と話した。
勝因はメンタル
2人がペアを組んだのは今年7月。これまでの個人成績も宮嶋さんの県ベスト16が最高で、今大会で勝利したのは格上の選手がほとんどだ。
2人が勝因にあげたのは、対戦相手とのメンタル面の差。江馬さんは「安全にゲームを進めるのではなく、負けても良いから勝ちに行く」と気負わず挑むことができ、宮嶋さんも「相手の嫌なところを突くことができた」と振り返る。2人は今後、来春の県大会で3位以上を狙い、関東大会出場を目指す。
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