(PR)
大船中央病院に聞く 骨折してから分かる骨粗しょう症 骨折の連鎖を防ぐために
骨の強度が低下することで、骨折のリスクが高まる病気が「骨粗しょう症」。全国の潜在患者数は約1600万人と推計され、高齢女性に多いのが特徴だ。
「骨折した後に、骨粗しょう症と判明するケースが多い」と話すのは、大船中央病院整形外科部長の浅井聡司医師。同院の調査によると、高齢者に多い4大骨折の1つである大腿骨骨折で入院した患者のうち、骨粗しょう症の治療を受けていたのは1割程度。骨粗しょう症は、自覚症状が乏しいことが要因としてあげられる。
浅井医師は、「治療の開始が遅れることで、寝たきり状態や命に関わる危険性もある」と訴える。背が縮んだり、腰が曲がったりした時は、骨粗しょう症が疑われるサイン。「骨の強度を調べる骨密度検査を早期に受けることで、適切な治療や予防対策を講じられる」と話す。
多方面からアプローチ
骨粗しょう症の治療で鍵を握るのは、早期発見と継続的な治療。リハビリテーション科で理学療法士の本間由華さんは、「骨粗しょう症は、一度骨折するとその連鎖を断つことが難しく、予防と治療を続けることが大切」と言及する。
同院では、患者のニーズに応えて骨折の専門チームを2年前に結成。医師や理学療法士、管理栄養士、看護師、薬剤師、事務職員などが連携し、骨粗しょう症の患者をサポートする。骨粗しょう症は、高齢患者が多いことから、他の病気を併発しているケースもある。「様々な専門職による多方面からのアプローチで、患者さんに寄り添います」(本間さん)
19日に特別公開講座
10月20日は「世界骨粗しょう症デー」。同院では、前日の19日(土)午後2時〜「骨折してから分かる骨粗しょう症」と題した特別公開講座を催す。
講座では、骨粗しょう症を予防するための運動や留意点などについて、実演を交えて紹介する。浅井医師と本間さんは、「歩行中につまずくことや、継続して15分歩くことができないときは、骨折のリスクが高まっている可能性があります。体の異変を感じている方やそのご家族などは、お気軽にご参加ください」と呼びかける。
左記の二次元コードで申し込みを。
|
|
|
|
|
|