防犯活動で顕著な功労があった個人や団体を表彰する「令和6年全国地域安全運動中央大会」が9月26日、明治記念館(都内)で開催され、鎌倉市内から薄永礼子さん(笛田在住・71)が防犯栄誉金賞、大船防犯指導員会が功労ボランティア団体として表彰された。
薄永さんは、鎌倉警察署の防犯指導員として29年前から活動し、下校する小学生への声かけや年金支給日に合わせた啓発キャンペーンを通して、犯罪防止を呼びかけてきた。2017年に防犯栄誉銀賞を受賞し、7年越しでの金賞。今年の金賞を受賞した93人のうちの1人に選ばれた。昨年までの2年間は同会の会長を務め、「晴れがましい。仲間に支えられて活動を続けることができた」と笑みを浮かべる。
「見守りや防犯活動は結果が見えないが、続けることで抑止につながっていけば」と言う薄永さん。今後も変わらずに、「できることを続けていきたい」と話す。
「先人たちに感謝」
大船防犯指導員会は、地道なボランティア活動を模範的に推進した団体に贈られる功労ボランティア団体表彰を受けた。同賞には全国42団体が選出され、県内からは同会を含む2団体が選ばれた。
1973年発足の同会は現在12人で活動し、年金支給日の声かけや青パトでの犯罪防止広報、小学校の下校時の見守りなどを50年以上続けてきた。石渡順二会長(69)=人物風土記で紹介=は、「今までみんなが築いてきた功績が認められて感無量」と喜んだ。
同会では、大船警察署や大船防犯連合協会と協力し、犯罪防止活動を月2〜3回の頻度で実施する。石渡さんは、「継続的な活動が未然防止に少しでもつながれば」と期待を寄せる。
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