御成小学校で10月2日、「働く人の想いを感じよう」をテーマにした出前授業が5年生を対象に開かれた。
講師を務めたのは、「鎌倉海藻ポーク」の発案者で料理研究家の矢野ふき子さん(市内岡本在住)と臼井農産(厚木市)の臼井欽一社長。鎌倉海藻ポークは、水産・畜産・福祉連携によるブランド豚。海岸に流れ着いた海藻を廃棄せずに、飼料として活用し、豚を育てる事業を2018年から行っている。
活動への思いや豚を育てる苦労などを、写真と動画を使いながら語った矢野さんと臼井さん。懸命に話を聞いていた児童からは、質問もたくさんあがり、「今日だけでなくて、食材にはいつも感謝しよう」と話す児童の姿もあった。
授業後の給食には、食感が良くなるように粗びきにした海藻ポークを使ったそぼろごはんが登場。児童と共に味わった矢野さんは、「元々、脂が苦手という女の子がすごくおいしいと言ってくれて、うれしかった。みんな、働く喜びや苦労をよく捉えようとしていた」と話した。
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