清泉女学院高校音楽部が、10月12日に行われた第91回NHK全国学校音楽コンクールで金賞を受賞し、全国434校の頂点に輝いた。2年連続4回目出場の同校は、過去最高が2021年と23年の銅賞。今年の高2世代は、中学2年から4年連続でNコン全国に出場し、同校初となる悲願の金賞を獲得した。
「今年は金賞を狙います」
結果だけを追い求めるのではなく、歌う楽しさや聞き手に感動を与える合唱を目指す同校。しかし今年の生徒たちは、大会前に具体的な目標を口にしていた。
金賞を目指す多くの強豪校が参加人数上限の40人で挑む中、同校は1・2年生29人で出場。少人数をカバーする声量と個人の力量が求められる状況でも、透明感と温かみのある「清泉サウンド」を披露し、演奏後には会場から大きな拍手が送られた。
結果発表の際には、喜びを爆発させながらも驚きを隠せない生徒たち。部長の奥園結帆さん(2年)は「支え合ってきた大切な仲間に感謝の気持ちでいっぱい」と話し、顧問の佐藤美紀子さんも「情景を描く『言葉を紡ぐ音楽』が評価された」と喜んだ。
同校は、10月26日(土)に埼玉県で行われる全日本合唱コンクールにも出場する。
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