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健康管理に必要な生活習慣コラム【20】 「検査異常なし」は身体症状症の疑いも 取材協力/柳川クリニック 柳川健院長
Q・身体症状症とは何ですか?
A・体の痛みや不快感が強く感じられ、その症状について過度に心配してしまう状態です。例えば、特に検査結果に異常がなくても、長引く腹痛や頭痛などに悩み続けることがよくあります。この症状によって日常生活に支障が出たり、何度も病院に通うようになったりすることも少なくありません。
この障害は、実際に体の異常がある場合もあれば、明確な原因が見つからない場合もあります。しかし、共通しているのは「症状そのものが患者の生活に大きな影響を与える」という点です。かつては「身体表現性障害」と呼ばれていましたが、現在は「身体症状症」という名称で診断されます。
主な症状には、慢性的な痛みやだるさ、胃のむかつきなどがあります。患者はこれらの症状に対して非常に不安を感じ、健康に対する心配が絶えず続きます。症状が良くなっても、また新しい症状が出てきて悩まされることが多く、これが慢性的な状態になることもあります。
診断には、6カ月以上続く身体症状と、それに関連する過度な不安により、日常生活に支障をきたす事が多いです。治療としては、カウンセリングによる認知行動療法や必要に応じて薬物療法が行われます。認知行動療法では、症状に対する考え方や感じ方を変える練習を行い、症状の影響を少なくすることを目指します。また、抗うつ薬や抗不安薬を使う事もあります。
身体症状症は、心と体の関係が深く絡み合っているため、適切な治療によって生活の質を向上させることができます。体調が悪くて色々検査を受けても異常がないと言われている方、かかりつけの医師にご相談ください。
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聞き書きボランティアの会 あしあと人にはその人だけの大切な物語があります。その物語を小さな冊子にしたためるボランティアです。 |
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