2024年全国優良警察職員表彰を受けた 小泉 純一さん 大船警察署 58歳
コツコツと計画的に
○…警察官として長年勤務し、顕著な功績をあげ模範となる職員が表彰される全国優良警察職員。全国に約26万人いる警察官の中から、今年は131人が選ばれ、県内8人のうちの1人として表彰された。「まさか全国規模の表彰を私がいただけるなんて」と謙遜しながらも、「39年間の頑張りが評価されたことは素直にうれしい」と目を細める。
○…川崎市出身。もともと警察官を志していなかった。中学で剣道部、高校で陸上部と体を動かすことが好きで、公務員だった父と母の勧めもあり、高校卒業後に神奈川県警へ入った。いざ制服を着て街に出ると、「19歳の若僧でも頼られる存在」。「人のために、そして負けないように」と信頼を得るため日々奮闘した。
○…2006年のラゾーナ川崎プラザの開業時には、幸警察で交通規制を担当。ラゾーナ周辺の横断歩道や信号、道路形状などを関係各所と調整する役を担い、「夢に標識が出てくるほど考えさせられた」と笑う。18年には運転免許センターの増改築にも関わり、センター利用者が進む動線を何度もシミュレーション。運用開始の当日は、自身の運転免許更新と時期が重なっていたため、新施設での更新第1号として手続きした。「これで大丈夫」。当日のスムーズな流れを見てより安心した。
○…現在は茅ヶ崎に暮らす。趣味は父から教わった将棋。25歳でアマチュア2段の腕前を持ち、今ではネットを駆使して全国の将棋ファンとオンライン対戦を楽しむ。警察官として残された時間は数年。「これまで経験してきたことを伝えていきたい」と後進育成に力を注ぐ。「初対面でもすんなり話せる」という人柄を生かし、署内外での活躍を誓う。
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