全日本合唱コンクールが10月26・27日に埼玉県で行われ、清泉女学院中学・高校が最高賞の文部科学大臣賞、横浜国大付属鎌倉中学が銀賞を受賞。清泉女は、2年連続で中学と高校そろって最高賞を獲得した。
清泉女高は、10月12日のNHKコンクールで初の金賞受賞。その直後にテスト期間を迎え十分な練習ができず、本格的に再開したのは大会前日だった。「楽しむことを一番に」と話したのは、部長の奥園結帆さん(2年)。意識したのは、「競うのではなく、自分たちの音楽をしっかり出すこと」。テーマに掲げた「平和への祈り」を体現し、結果も付いてきた。
清泉女中は3年生7人と少ない最上級生がチームをけん引し、力をつけてきた。部長の槙野慈子さん(3年)は、「最高賞をいただけてうれしい。これまでの練習が報われた」と喜びをかみしめた。
横国大付属鎌倉中有志で掴んだ銀賞
横浜国大鎌倉中は、全日本コンクールに12年ぶりに出場した。現在、同校に合唱部はなく、毎年有志を募って合唱団を結成。今年は4月にメンバーを募集し、2〜3年生46人が集まった。
中心メンバーの高田弥智子さんと高橋美月さんは柔道部で、吉川晴起さん(すべて3年)は吹奏楽部。NHKコンクールでの県予選敗退の経験が団の結束を強め、「大好きな仲間や先生と、全国の舞台で一緒に歌えたことが幸せ」と団員たちは口をそろえた。
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