湘南鎌倉総合病院に、県が推進する未病改善に特化した「国際未病医療センター」が新設された。11月24日には黒岩祐治知事が同院を訪れ、除幕式が開かれた。
未病は、健康な状態と病気の間を意味し、県は食、運動、社会参加を中心に健康な状態に近づけていく未病改善に取り組む。湘南鎌倉総合病院ではセンター新設を機に、人間ドックによる病気の早期診断に続き、栄養士や理学療法士の栄養・運動指導、音楽療法での社会参加を取り入れながら認知症予防と体へ負担のかかる治療を遅らせることで、身体機能の低下予防を目指す。また、併設の研究施設で未病に関するデータの集積、分析をして改善の道を確立していく。
小林修三院長はセンターを未病改善の活動拠点、さらには発信拠点と捉え「県と連携し、みなさんに元気になってもらいたい」と語る。世界的に高齢化が進む中、黒岩知事は「神奈川県のモデルを世界に発信していく。国際未病医療センターはその原点になる」と期待を口にした。
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