鶴岡八幡宮で正月前の風物詩である破魔矢の奉製の様子が、11月29日に公開された。
1メートルほどの破魔矢の先に鏑を付けるトントントンという音が境内に響き、偶然居合わせた参拝者も貴重な風景に見入っていた。
破魔矢は、鶴岡八幡宮の創建時に神宝として奉納され、現在国宝となっている「黒漆矢」にちなんで作られているもの。
正月の授与品として初詣客に人気で、毎年節分の後から12月まで約1年かけて製作している。用意するのは、大小合わせて12万5千本。神職や巫女らが1つ1つ羽根や鈴の飾りを手作業で付けていく。作業にあたっている巫女は、「ご参拝いただいた皆さまに良い年をお過ごしいただけるように、思いを込めて作っています」と語る。
各種授与品は、同宮のほか、今年もオンラインによる申し込みを受け付けている。
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