鎌倉と藤沢をつなぐ県道32号からひとつ北側に入った市内常盤39の横断歩道脇に、12月3日、交通事故防止に向けた看板が町内会などによって設置された。横断歩道付近は、車が往来する公道と、自転車や歩行者が通行する私道が交差し、見通しの悪い場所として住民たちから不安の声があがっていた。
横断歩道の場所は、住民のほか、地域外の人が抜け道として車で通行する。車の通行と交差するように、自転車や歩行者が利用する私道が横断歩道を挟んで南北に伸びており、ドライバーからはその私道が見通せない状況になっている。
長年の懸念解消に向けて、自転車や歩行者が横断歩道を渡る前に、一旦止まってもらえるよう促す啓発看板を考案。常盤町内会や商店会を中心に「止まってくれてありがとう」と記した看板を制作し、隣接する(株)斉藤建設事務所のフェンスを借りて横断歩道付近2カ所に設置。鎌倉市も新たに横断旗を配置し、車を含めた横断歩道通過者に危険箇所であることを啓発する。
住民によると、「過去には接触事故もあった」という横断歩道付近。信号やミラー設置の対策が取れない場所だったため、常盤町内会の宮嵜早苗会長(75)は「ひと安心。自転車、歩行者、車を問わず通る人は気をつけてほしい」と無事故を願う。
鎌倉版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|