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鎌倉版 公開:2024年12月20日 エリアトップへ

「かまくら冒険遊び場・梶原」を運営するNPO団体の理事長を務める 坪井 玲子さん 藤沢市在住 53歳

公開:2024年12月20日

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坪井 玲子さん

支え合うより助け合う

 ○…今年11月にオープン5周年を迎えた「かまくら冒険遊び場・梶原」。ブランコやアスレチックの手作り遊具に、卓球や読書が楽しめる館内を備え、子どもが主役の遊び場を運営する。コンセプトは、自然と人との距離が近い「鎌倉らしさがあふれる空間」。遊ぶ時にはすぐ手を差し伸べず、ちょっと遠くから見守る。「やってみたいことに挑戦して、いろいろな経験を身に付けてほしい」

 ○…運営に携わるきっかけは、娘2人が通った青空自主保育。自然の中で親同士が見守り合うのが特徴で、「子育ての手助けがほしかった時期にともに助け合った」。娘の卒業で込み上げたのは、保育や自然から離れる寂しさ。「恩返しがしたい」と思っていた矢先、青空自主保育の仲間から声がかかった。

 ○…スタッフに加わったのはオープン前年の2018年。開設以前は、市内の公園や緑地で2週に1回企画していたが、旧梶原こども会館の閉館に伴い、鎌倉市と協働運営の常設施設として整備することになった。今では年間8500人が利用し「スタッフ、子どもたち、地域の方々。みんなで作り上げている」と胸を張る。

 ○…新潟県出身で、自然は身近な存在。趣味のDIYは、遊び場のウッドデッキを設計するほどの腕前だ。行動の原動力は、設計事務所に勤めた時の上司の言葉「つま先で歩くような気持ちでいなさい」。力を蓄えながら、いつでも動ける体制を整える。

 ○…支え合ってきたからこそ、「子育ては完璧でなくて良いんだよ」と伝えたい。乳幼児の親子や近隣の小学生など、それぞれが思い思いの時間を過ごす冒険遊び場。「支え合うというよりは、助け合えるハブ(拠点)でありたいですね」

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https://www.city.kamakura.kanagawa.jp/koutsuu_anzen/nennmatsu.html

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