「かまくら冒険遊び場・梶原」を運営するNPO団体の理事長を務める 坪井 玲子さん 藤沢市在住 53歳
支え合うより助け合う
○…今年11月にオープン5周年を迎えた「かまくら冒険遊び場・梶原」。ブランコやアスレチックの手作り遊具に、卓球や読書が楽しめる館内を備え、子どもが主役の遊び場を運営する。コンセプトは、自然と人との距離が近い「鎌倉らしさがあふれる空間」。遊ぶ時にはすぐ手を差し伸べず、ちょっと遠くから見守る。「やってみたいことに挑戦して、いろいろな経験を身に付けてほしい」
○…運営に携わるきっかけは、娘2人が通った青空自主保育。自然の中で親同士が見守り合うのが特徴で、「子育ての手助けがほしかった時期にともに助け合った」。娘の卒業で込み上げたのは、保育や自然から離れる寂しさ。「恩返しがしたい」と思っていた矢先、青空自主保育の仲間から声がかかった。
○…スタッフに加わったのはオープン前年の2018年。開設以前は、市内の公園や緑地で2週に1回企画していたが、旧梶原こども会館の閉館に伴い、鎌倉市と協働運営の常設施設として整備することになった。今では年間8500人が利用し「スタッフ、子どもたち、地域の方々。みんなで作り上げている」と胸を張る。
○…新潟県出身で、自然は身近な存在。趣味のDIYは、遊び場のウッドデッキを設計するほどの腕前だ。行動の原動力は、設計事務所に勤めた時の上司の言葉「つま先で歩くような気持ちでいなさい」。力を蓄えながら、いつでも動ける体制を整える。
○…支え合ってきたからこそ、「子育ては完璧でなくて良いんだよ」と伝えたい。乳幼児の親子や近隣の小学生など、それぞれが思い思いの時間を過ごす冒険遊び場。「支え合うというよりは、助け合えるハブ(拠点)でありたいですね」
|
|
|
|
|
|
鎌倉市交通安全対策協議会初詣に合わせて鎌倉駅周辺の交通規制を行います。鎌倉への初詣は電車・バスをご利用ください。 https://www.city.kamakura.kanagawa.jp/koutsuu_anzen/nennmatsu.html |
<PR>