神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
鎌倉版 公開:2025年1月17日 エリアトップへ

鎌倉のとっておき 〈第177回〉 鎌倉旧市街唯一の元気な専業農家

公開:2025年1月17日

  • X
  • LINE
  • hatena
野菜の自動販売機といちごのハウス
野菜の自動販売機といちごのハウス

 鎌倉駅西口から銭洗弁財天宇賀福神社・源氏山公園に向かう道は、途中から狭くなり、観光客で混み合っていることも多いが、住宅が並ぶ中、ふと「野菜の自動販売機」ののぼりが目に入る。路地を曲がれば、自動販売機の小部屋から旬の新鮮野菜が顔をのぞかせている。1月のラインナップは、お馴染みの春菊・小松菜・ほうれん草・にんじんからあやめっ娘・京むらさきといった色つきダイコンやあやめかぶ、紫カリフラワー等。不ぞろい野菜のおつとめ品にも注目の、畑から直行する野菜たちである。

 かつて、一帯は農地が広がっていたという。江戸時代にさかのぼり、ここで現在7代目の安齊勇貴さん(28)は、4年間の会社員生活を経て一昨年夏より家業を継いだ。鎌倉の専業農家といえば2020年に22戸。関谷・手広地域の七色畑(一つの畑に多種類の野菜が育てられている)が有名だが、旧市街唯一の専業農家も元気に鎌倉野菜作り現在進行形である。

 野菜の自動販売機はコロナ禍での非対面販売として始めて4年。直接買いに来る人も多かったため導入した。朝夕は地元の人が中心で、昼間はのぼりを見た観光客も鎌倉野菜をお土産にと立ち寄り、市外から来るリピーターもいるとか。昨秋新しくお目見えした大きなビニールハウスでは、いちごの栽培にチャレンジ中。2月中旬初収穫に期待が高まる。新しい鎌倉のスポットにもなりそうだ。     

安達洋子

鎌倉版のコラム最新6

鎌倉旧市街唯一の元気な専業農家

鎌倉のとっておき 〈第177回〉

鎌倉旧市街唯一の元気な専業農家

1月17日

かまくら花めぐり(建長寺:早春から)

鎌倉のとっておき 〈第176回〉

かまくら花めぐり(建長寺:早春から)

12月20日

古都の縁(鎌倉と京都) ―一条恵観ゆかりの場所―

鎌倉のとっておき 〈第175回〉

古都の縁(鎌倉と京都) ―一条恵観ゆかりの場所―

11月29日

かまくら花めぐり(長谷寺:盛夏から)

鎌倉のとっておき 〈第174回〉

かまくら花めぐり(長谷寺:盛夏から)

11月15日

鎌倉公方ゆかりの寺院(瑞泉寺、別願寺)

鎌倉のとっておき 〈第173回〉

鎌倉公方ゆかりの寺院(瑞泉寺、別願寺)

10月25日

私の幸福(しあわせ)時間 神奈川編

鎌倉淡水魚紀行 2024特別編【2】

私の幸福(しあわせ)時間 神奈川編

〜番組を終えて〜

10月18日

あっとほーむデスク

  • 4月22日0:00更新

  • 8月20日0:00更新

  • 7月16日0:00更新

鎌倉版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

鎌倉版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2025年1月17日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

X

Facebook