沼田さん兄弟が制作
新田義貞の鎌倉攻めの際の民話を題材にしたミニアニメ『龍神と黄金(こがね)の太刀』が完成し、監督らによる表敬訪問が1月21日、市役所で行われた。
2018年に始まった、海にまつわる日本各地の民話をアニメ化する「海ノ民話のまちプロジェクト」の作品の1つ。一般社団法人日本昔ばなし協会と公益財団法人日本財団による取り組みで、今年度は鎌倉市を含む25地域のアニメを制作。総数は、7年間で92作品にのぼる。
各作品の監督を務めるのは、日本昔ばなし協会の代表理事で鎌倉出身の沼田心之介さん(44)。プロデューサーは、弟の友之介さん(41)だ。
今作は、新田義貞が稲村ケ崎の海岸で海の龍神に潮を引かせるように祈って太刀を投げ入れると潮が引き、鎌倉に攻め入ることができたという民話をアニメ化。念願だった地元の民話ということもあり、AIを使ったアニメに挑戦したという。「語り部が減っている民話をアニメで伝えていけたら」と心之介さん。鎌倉市では、希望する学校での上映や図書館での貸し出しなどを行う予定。
また、友之介さんの後輩で、腰越支所の向かいで「菓子屋中島」を営む中島隼人さん(38)がコラボ商品「新田もち」を開発。3種の味とパッケージで1月30日(木)から同店で販売する。
鎌倉版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|