フードロス 残していいのは 笑顔だけ
食品ロス削減の取り組みを広く展開することを目的に、消費者庁が昨年10月に募集した「めざせ!食品ロス・ゼロ」川柳コンテストで、七里ガ浜高校2年の安藤百花さんが、最高賞にあたる内閣府特命担当大臣賞を受賞した。コンテストには、小学生から80代まで1万9201の応募があった。
食品ロス削減を消費者に広く普及し、波及効果が期待できる作品を表彰する川柳コンテスト。食品ロス削減月間の10月1日〜31日にかけて募集が行われ、全日本川柳協会の江畑哲男副理事長、お笑いタレントの柳原可奈子さん、消費者庁の井上計審議官が審査した。
安藤さんの作品は、『フードロス 残していいのは 笑顔だけ』。「フードロスと聞くとマイナスなイメージがあったので、プラスに捉えられる言葉で終わりたかった」と話し、文末に「笑顔」を入れ、食べ物ではなく笑顔だけが残っている食卓になってほしいと思いを込めた。
安藤さんは、1月17日に都内で行われた表彰式に出席。「まさか自分の作品が選ばれると思っていなかったのでびっくりした」と驚きながらも、「賞が獲れてうれしい」と喜んだ。
同校では、家庭科の授業で食品ロスを学んだ後に、川柳コンテストの作品を募り、2年生の3分2にあたる250以上が集まった。他にも、国語での短歌や修学旅行での俳句など、生徒が学校生活の中で詩歌に触れる機会を多く設けている。安藤さんは、「食品ロスの課題は、授業を通して初めて知った。これからも色んなことに目を向けられるようになりたい」と話した。
鎌倉版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|