(PR)
大船中央病院 放射線治療センターをリニューアル リラックスできる空間に
大船中央病院は今年3月、東館地下1階に備える放射線治療センターで、治療機器の更新に併せて内装設備とデザインを刷新した。
同院では、がん治療に用いる治療装置のリニアックを3台完備する。うち1台の更新に伴い、内装のリニューアルに着手した。コンセプトは、「病院らしからぬ、ホテルのラウンジのような空間」。内装は土や砂、木材、金属など自然素材を積極的に採用。照明には黄色がかった温かみのある光を取り入れ、落ち着いた空間を醸し出す。
放射線治療室や待合室には、超薄型のデジタル窓を設置。季節や時刻に合わせて変化する風景映像を動画配信することで、待ち時間の不安や緊張感を和らげる。さらに専用コンテンツに加え、院内情報のデジタルサイネージや各種医療サービスと連携した機能も搭載し、情報発信を充実させている。
放射線治療は1回で完結するものではなく、短くても3回、長い場合は40回にも及ぶ通院が必要になる。治療を続ける中で、患者は心身ともに大きな負担を感じたり、通院が苦痛になったりするケースも少なくない。同院で物理士の奥洋平さんは、「がん治療に臨む患者さんが、少しでも前向きな気持ちになって治療できるような空間を用意しています」と話す。
「質の高い医療を」
同院の放射線治療センターでは、肺がんや肝臓がん、前立腺がんなどの治療法として知られる「体幹部定位放射線治療(SBRT)」に注力し、県内外から多くの患者が訪れている。SBRTは高線量の放射線を短期間にがん病巣へ集中照射する放射線治療。治療効果を高めながら副作用を減らし、治療期間を短縮する特徴を持つ。
![]() 3月15日に実施した見学会
|
![]() |
|
|
|
|
|
|