大船観音寺の裏手に位置する谷戸池の”浄化作戦”が今月4日、地域住民らによって行われた。
この取り組みは、有用微生物群であるEM菌を混ぜた土団子を池に入れ、その微生物の働きで水質浄化に役立てようというもの。
2002年から毎年6月と10月の年2回、行われている。
この谷戸池は、元々農業用水の溜池だった。周辺の住宅化が進み、一時生活排水も流れ込んでいたことから水質悪化が激しく、悪臭を放つなど地域の問題になっていたという。
そこで住民が集まり20年ほど前に「谷戸池を良くする会(菅原政夫会長)」が発足、水質浄化に取り組んできた。その後、(株)イーエムジャパン(市内大船)の信国祐介社長と出会い、EM菌を活用した浄化を開始した。現在では、カルガモやマガモをはじめ鯉やカメなどが生息し、悪臭もなくなっている。
今回参加した地域住民は「みんなの力で谷戸池を管理していければ」と話した。
このEM土団子は、菌発酵後に池に投入される。
鎌倉版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|