6月の「蛍放生祭」で美しい光を放つことを期待し、今月12日、鶴岡八幡宮の柳原神池で幼稚園児らにより蛍の幼虫放流が行われた=写真。参加したのは鶴岡幼稚園の園児約50人。今回、源氏蛍の幼虫3千匹と、その餌となるカワニナ1万5千匹が神池に放たれた。
この放流は、境内の自然環境保護や改善の一環として毎年行われている行事。
幼虫は、実際に神池で産まれた蛍の卵を東京都の「板橋区ホタル生態環境館」に預け、孵化・飼育させたもので、生粋の鎌倉生まれだ。
放流に先立ち、園児らに蛍について説明した同館の阿部宣男さん(理学博士)は、「蛍の光が東日本大震災の復興の光になれば」と話した。また蛍は放射線に弱い生き物と紹介し、「蛍が生息しているということは、環境がよい証拠」と語った。
6月9日(土)には、舞殿での神事および神池で蛍を愛でる放生祭、いわゆる「ほたるまつり」が執り行われる。一般公開は同10日(日)から17日(日)まで。2004年から行われている。
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