かつての高校球児たちが、プロ・アマチュアや世代・性別などのキャリアの壁を越え出身校別にチームを結成、再び憧れの甲子園球場を目指し熱戦を繰り広げる「マスターズ甲子園2012神奈川予選大会」(県高校野球OB連合主催)が今月20日に俣野公園横浜薬大スタジアム(横浜市戸塚区)で開会し、開幕戦が行われた。今回で5回目の開催。
予選Cブロック初戦の鎌倉学園高等学校OB会対藤沢翔陵高等学校OBの試合では、鎌学高OB会が6対2で勝利。2010年のOB連合加盟以来、3回目の出場で初勝利を挙げた。
鎌学OBは、1回に先制点を許すなど4回表までは0対2と劣勢だったが、その裏の攻撃で逆転。6回にも相手のミスなどでランナーをため、チャンスを逃さず加点した。
初勝利を飾った鎌学OB主将の宮尾聡さん(43)は「参加5試合目で初めて勝ててうれしい。(投手の登板は2イニングまでなどの)大会の特別なルールにも慣れてきたので、もう1つ勝ってブロックを突破したい」と話した。同OB会には、現在21歳から71歳まで65人のメンバーが在籍している。
Cブロックは、開幕戦を行った両校に鶴見工業高校OBを入れた3校で争う。1位で勝ち上がると、日大藤沢OBチームや藤嶺藤沢高OBなどのいるBブロックの勝者と、決勝トーナメント1回戦で対戦する。
同大会は、加盟23校(2012年3月28日現在)をAからGまで7つの予選ブロックに分け、各ブロック1位と、敗者復活戦で勝ち残った計8チームによる決勝トーナメントで優勝を決める。例年は優勝したチームは阪神甲子園球場で行われる本大会に出場するが、今年は優勝チームは関東大会へと駒を進め、11月の本大会へは県の選抜チームで出場する。昨年は横浜商業高校OB会が神奈川代表として本大会へ出場した。
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