浄明寺町内会 「還暦」祝い記念誌発行 2月19日まで展示会開催
浄明寺町内会が60周年を迎えるにあたり、記念誌「浄明寺の今と昔」(B5判48ページ・定価920円)を1月27日に銀の鈴社から発行した。
これに際し、2月19日(火)まで銀の鈴ギャラリー(市内雪ノ下)で「浄明寺町内会60周年記念展」が開催されている。観覧は午前10時から午後5時まで、入場無料。記念誌作成にあたり収集された「かやぶき屋根時代の浄妙寺」などの写真約30点が展示される。また、28日(木)までの期間限定で記念誌を同ギャラリーで購入することができる。
記念誌作成の話が持ち上がったのは、2010年ころ。毎年開催している地区運動会が60回を迎えるに当たり、「記念に何かしよう」と動き出したのが始まりだった。深山(みやま)秀男町内会長が独自に「鎌倉市近代通史」や「かまくらの女性史」などの資料をひも解くと、浄明寺が町内会として成立したのはサンフランシスコ平和条約発効後の1953年だと判明。町内会自体が「還暦」の節目を迎える記念にと深山会長自ら歴史年表を作成し、それを元に11人の実行委員が約1年かけて写真資料の収集や原稿制作を行った。町内在住の中村光夫さんが作詞した歌曲「鎌倉浄明寺」の楽譜も記載され、温かみが感じられる内容となっている。
鎌倉市の東部に位置し浄妙寺や報国寺、衣張山などが所在する浄明寺地区は、1200を超える世帯が集まる、市内有数の住宅地だ。この地に住んで約50年の深山会長は「この60年間で世帯数も人口も倍以上に増えた」と記録を振り返り、「記念誌を読んで、かつてここに住んでいた人にも懐かしんでもらえたら、うれしい」と話している。
記念展の問合せは【電話】0467・61・1930銀の鈴ギャラリーへ。
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