第一中学校で10月18日、避難生活をテーマにした防災演習が行われた。津波被害想定が深刻な地域を学区に含むことから、同校では避難訓練に留まらない本格的な防災教育に昨年から取り組み始めたという。
今年は梶原に研究所を構える中外製薬(株)が地域貢献活動の一環として演習内容を企画し、関東学院大学工学部の学生と東日本大震災の支援活動を行うNPO法人コドモ・ワカモノまちingのメンバーが講師役を担当。仮設トイレや段ボールハウス、非常食の体験や新聞紙製スリッパの工作などを行った。
段ボールハウスを体験した2年の男子生徒は「仕切りが高い方がプライバシーが守れて良いな、と思った。今の生活がありがたいと実感した」と感想を話した。
同校の森弘明教諭は「昨年は逃げ地図制作で今年は避難生活体験と実際に役に立つ内容だから、学べることが多いと思う。自分たちが住んでいる場所が津波の恐れがあると把握しており生徒たちの防災意識は高い。有意義な機会だったのでは」と話した。
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