鎌倉ユネスコ協会(佐藤美智子会長)の支援を受けた寺子屋がこのほど、アフガニスタンのカブールに新設された。同協会は「書きそんじはがき・キャンペーン」で募った438万円を日本ユネスコ協会連盟に建設のための資金として寄託、日本ユネスコとアフガン教育省が連携し同施設を完成させた。
寺子屋はカブール市西部にある13地区に建てられた。内戦後も治安が改善しない地域というが「識字教育や職業訓練を通じて平和構築を」と復興への願いが込められている。同地域の識字率は現在4割ほど。
9月に行われた開所式典にはアフガン教育省識字局の関係者や識字教員などおよそ300人が集まった。建物は約40坪。図書室や講堂、倉庫も備える。現在は識字クラスが9クラス行われ、261人が学んでいる。
鎌倉ユネスコ協会は「現地の喜びが聞こえてきて嬉しい。識字は相互理解のための基本。平和を支える活動を続けていきたい」と話した。日本ユネスコとアフガン教育省の連携で建設した寺子屋は14軒目。
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