市が解体方針を示している旧町立図書館の保存を訴える「図書館とともだち・鎌倉」の会員らが7月31日、同施設で今年5月に行われた調査の最終報告書を松尾崇市長に手渡した。
調査は建築士らで構成される「横浜歴史資産調査会」が実施したもの。報告書は同施設について、老朽化は見られるものの構造的に安定しており「今後の長期の使用に耐える」と結論づけている。また耐震補強の具体案なども提案された。
同会の和田安弘代表は「市民文化を象徴するもので、国の有形文化財に登録できる可能性もある」と改めて保存を訴えた。また同会が設立した基金に、すでに100万円を超える寄付が集まったことにも触れ、「私たちができる協力は全てしたい」と話した。
これに対し松尾市長は「こうした調査結果を参考に出来ることはありがたい」と答え「市民の皆さんの関心の高さを感じている。8月末までには今後の方向性を決めたい」とした。
見学会実施へ
同会では「旧鎌倉図書館見学会」を8月22日(土)と9月12日(土)に開催する。時間は各日とも午後1時からと3時から。定員は各回20人。希望者は氏名、電話番号、希望日・時間帯を記入の上、【FAX】0467・45・5731または【メール】info@totomo.sakura.ne.jpへ申し込みを。8月15日(土)締切。
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