神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
鎌倉版 公開:2016年3月4日 エリアトップへ

NPO法人「山崎・谷戸の会」の理事長を務める 相川 明子さん 梶原在住 65歳

公開:2016年3月4日

  • X
  • LINE
  • hatena
相川 明子さん

「里山の景色残したい」

 ○…鎌倉中央公園が全面開園して10年。同園の景観や昔ながらの田畑を守り継いできたNPO法人「山崎・谷戸の会」は3月19日、鎌倉生涯学習センターで記念フォーラムを開催する。「これまで中央公園に関わってくれた数々の関係者にご登場頂きます。谷戸の会と市、公園協会の3者の協働で整備してきた公園のこれまでを、多くの人に知ってもらえれば」と穏やかな表情で語る。

 ○…東京都出身。親の転勤で中学生のとき、梶原へ。自宅の周辺には緑が多く、「木々に囲まれた生活が自分にとっての当り前でした」と振り返る。結婚し子育てに奮闘するなかで「娘を自然のなかでめいっぱい遊ばせたい」と1985年、保護者らが持ち回りで子どもたちを野外で遊ばせる自主保育グループ「なかよし会」を立ち上げた。現在の中央公園が同会の主な活動場所で、「子どもたちは葉っぱと棒切れ一つあればいくらでも遊べる。里山の魅力について改めて気づかされました」と話す。

 ○…そんな同園一帯は66年には既に公園になる都市計画が発表されていたが、90年に里山の景観がほとんど残らない整備の方針が明らかになった。「寝耳に水でとても驚きました」。少しでも自然を維持したいと同年、山崎の谷戸を愛する会(後の山崎・谷戸の会)を発足。同園で活動する他の団体とともに15年にわたる工事期間中、景観保持を市に訴え続けた。それと同時に周辺住民らに農作業を習い、田畑の保全にも力を入れた。「中央公園が昔の里山を感じることができる、身近な自然としてあり続けられたら。この景色を後世に伝えていきたい」と今日も山中を駆け巡る。

 ○…山崎の谷戸で泥んこになっていた娘たちは現在、自分たちが子育てをする番になっている。「一人は横浜で野外活動をする自主保育に関わっています。今でも自然を好きでいてくれて、何だかうれしいですね」とほほえんだ。

鎌倉版の人物風土記最新6

坪井 玲子さん

「かまくら冒険遊び場・梶原」を運営するNPO団体の理事長を務める

坪井 玲子さん

藤沢市在住 53歳

12月20日

小島 信行さん

鎌倉葛原岡ライオンズクラブの初代会長を務める

小島 信行さん

上町屋在住 76歳

12月13日

吉田 英史さん

“なみだ先生”こと感涙療法士として「涙活」を広める

吉田 英史さん

関谷在住 49歳

12月6日

みなみ なおこさん

資源リサイクルで藻場再生を目指す「鉄ブンプロジェクト」に取り組む

みなみ なおこさん

材木座在住 46歳

11月29日

杉野 正尭(たかあき)さん

パリ五輪の体操競技で金メダルを獲得した

杉野 正尭(たかあき)さん

市内在住 26歳

11月22日

岡 慎之助さん

パリ五輪の体操競技で金メダルを獲得した

岡 慎之助さん

市内在住 21歳

11月15日

鎌倉市交通安全対策協議会

初詣に合わせて鎌倉駅周辺の交通規制を行います。鎌倉への初詣は電車・バスをご利用ください。

https://www.city.kamakura.kanagawa.jp/koutsuu_anzen/nennmatsu.html

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月22日0:00更新

  • 8月20日0:00更新

  • 7月16日0:00更新

鎌倉版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

鎌倉版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年12月20日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

X

Facebook