映画の予告編だけを集めてその年のグランプリを決定する「予告篇ZEN映画祭」が今年で10回目を迎える。主催するNPO法人では「予告編ならではの面白さをきっかけに、映画の魅力を伝える機会を作っていきたい」と話している。
同映画祭は2008年に始まったもの。その年に公開された映画の予告編から30本を選び観客投票でグランプリを決定するほか、名作上映やワークショップなど多様な催しを行ってきた。
主催するNPO法人湘南遊映坐の代表・岡博大さんが予告編に魅せられたのは、映画「山桜」(篠原哲雄監督、08年)がきっかけだった。当時日刊紙の放送芸能部記者だった岡さんは「初めて予告編で泣いた」と話す。以後「約2分間で映画の核心を表現する予告編から、気軽に映画を楽しんで欲しい」と映画祭を企画。浄智寺や円覚寺、江の島などを会場に毎年開催し続けている。
今回は12月3日(日)、9日(土)、10日(日)に予定。今年のノミネート作品の上映や結果発表が行われるほか、3日は詩人の谷川俊太郎さん、9日は俳優の加瀬亮さん、10日は俳人の長谷川櫂さんがゲストとして招かれる。詳細は【URL】http://www.trailerfes.jp/へ。問い合わせは【電話】0466・65・0123へ。
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